カンボジアで普段食べられている郷土料理「クメール料理」は、まろやかで、日本人に好まれる味だといわれています。
その大きな要因として考えられるのが、今回ご紹介する「プラホック」です。
プラホックは、クメール料理には欠かせない、日本でいう味噌のような調味料のこと。
魚(トンレサップ湖などの湖で獲れるコイの仲間)を発酵させて作るため、「魚醤」とか「塩辛」をイメージしてもらうと、それに近いかもしれません。
「プラホック」を使ったクメール料理
プラホックは調味料としてスープやカレーなどの味付けに使われるので、カンボジアを訪れたなら、意識せずとも自然に口にすることになるはず。
とはいえ!せっかくなので、プラホックを主役にしたお料理を体験したいですよね!ということで以下は、そんなプラホック料理をご紹介したいと思います。
最後に、それらが食べられるレストラン情報も掲載していますので、ぜひ最後までご覧くださいませ♡
プラホック・ティス
まず最初にご紹介するのが、「プラホック・ティス」。
プラホックや豚肉などで作られたディップやソースのようなものです。野菜につけて食べたりします。
実は、自分が食べたこの料理、名前がわからず、帰国してからガイドブックを何冊も買って調べました(笑)
現在、インターネットで検索しても、「プラホックティス」という表記がほとんど見られないため、日本では全く知られていない料理だと思います。みなさま、ぜひぜひ体験してきてね!
プラホック・アン
プラホックと、いろんなスパイスを混ぜ、それをバナナの葉に包んで蒸したもの。
プラホック・ティスよりもペースト状になっていて、こちらもやはりディップのようにして使います。
プラホック・リン
ブラホックと豚ひき肉の炒め物。
プラホックをガッツリ楽しみたい人向け。少しクセが強いので、「魚醤とか大好きよ!」って人はチャレンジしてみて。
プラホック・クティ
プラホック・リンにココナッツを加えた炒め物です。
そのため、プラホック・リンよりもマイルドで食べやすいといわれています。
(プラホック・クティッヒとも表記されます。)
プラホック料理が食べられるレストラン
スープドラゴン
一番最初にご紹介したお料理を食べたのが「スープドラゴン」です。
シェムリアップ滞在中、一番通ったのがここでした。
↓プラホックを使ったビーフサラダなんかもあります。
これはかなり食べやすいですよ。
プラホックなどのほか、代表的なクメール料理である「チュナンダイ(鍋)」も名物。
シェムリアップの中心部、パブストリート沿いにあり、アクセスも抜群です。
詳しくは、「シェムリアップで一番通ったレストラン「スープドラゴン」」の記事をご覧くださいね。