アプサラダンスは、シェムリアップで楽しみたいエンタメの1つ。
ガッツリ見たいなら?気軽に楽しむなら?
そもそも「アプサラダンスってなあに?」というところから詳しくご紹介したいと思います。
「アプサラダンス」とは?
アプサラダンスは、12世紀ごろ(古くは9世紀ごろにもさかのぼる、とも。)から行われている、カンボジアの生活に根差した伝統舞踊です。
しかし、その伝統を受けつぐ舞踊家のほとんどが、カンボジア内戦によりポルポト派に殺されてしまいました。
現在に伝わるのは、残された数少ない踊り手が1989年以降に始めた復興活動によるもの。
ダンサーを目指す子供たちは、養成所で訓練し、試験を受け、プロのアプサラダンサーとして活躍するようになります。
遺跡にも残る「アプサラス」
アプサラは「踊る天女」を意味し、アンコールワットをはじめとするアンコール遺跡群にもレリーフ「アプサラス」として多く残されていることから「あぁ、あれね」と膝を打つ方も多いかと。
みなさまも遺跡観光の際には、ぜひ気にして探してみてください!
手の動きに注目!
アプサラの舞は、かつて神にささげた踊りであり、しなやかな手や腕、足の動きすべてに神事における意味が込められています。
手の角度によって、命の営み、生まれた時から朽ちるまでのサイクルを、植物に形を模して表しているそう。
衣装にも注目!
華やかな衣装にも、意味があると言われています。
頭に乗せられた、たか~い冠。
これは、”世界の中心”とされている神聖な山「メール山」を模したモノ。
↓そして、アクセサリー類は、さまざまな遺跡でも像になっている蛇神「ナーガ」を模したモノなんだそう。
「アプサラダンス」代表的な演目
アプサラダンス
アンコール王朝の時代に舞われていたもの。
独特の指の動きに特徴が。
一番よくみるダンスで、色とりどりの衣装も注目ポイント。
メカラダンス
女神メカラ(モニメカラー)が悪魔を退治する「メカラダンス」、メカラがクリスタルの玉を武器にして悪魔に挑む物語。
五穀豊穣を願う儀式として舞われていました。
リアムケー伝説
「ラーマヤナ」に基づくお話。
ラーマ王と弟ラクシュマナが魔王に連れ去られた王妃を救い出すという内容。
金の人魚
こちらも「ラーマヤナ」の一説から。
猿王ハヌマーンが王妃を救うために人魚に石橋作りを手伝うように依頼する話。
孔雀(ピーコック)のダンス
二羽の孔雀の舞。
カンボジアの昔話が元。
派手な孔雀の衣装で、大胆な振りも面白い。こちらも人々の幸せや五穀豊穣を願う踊りだと言われます。
その他、ココナッツを使った男女の物語「ココナッツダンス」、漁師町が舞台の、少年少女の愛の物語「漁師の踊り」などもあります。
「アプサラダンス」を見るなら おすすめ施設
お正月や結婚式などの慶事に催されることが一般的なアプサラダンスですが、シェムリアップでは観光客に向け、ホテルやレストランなどで、いつでも鑑賞することが出来ます。
クーレンII
クーレン2は、どのガイドブックにも必ず掲載されている有名レストラン。
なんと600人も収容できるほどの大規模なショースペースを持ち、踊りのレベルも高い。
食事はビュッフェスタイル。
クーレン2 伝統舞踊アプサラダンスショー鑑賞オプショナル予約はこちら
団体客が多いので、にぎやかなのが苦手な方はご注意を。
テンプルバルコニー
個人的におすすめなのが、オールドマーケット パブストリートにある有名レストラン「テンプルクラブ」2Fのテンプルバルコニーです。
小規模なステージながら、予約なしでフラっと立ち寄って気軽に楽しむことが可能です。
パブストリートにあるという立地の良さも利点。
アマゾン・アンコール・レストラン
市内からやや離れた国道6号線近くのレストラン。
カンボジア料理だけでなく、さまざまな国の料理が並ぶビュッフェスタイルの夕食が楽しめます。
日本人観光客が多いです。
ナブツ ドリームス リゾート & ウェルネス リトリート
在カンボジア日本女子イチオシのホテル「ナブツ ドリームス リゾート & ウェルネス リトリート」でも、夕食時、アプサラダンスのショーがありました。
観光客向けのリゾートホテルのレストランでは、割とアプサラダンスショーが行われているみたいですね。
「ナブツ ドリームス リゾート&ウェルネス リトリート」宿泊予約ページ
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さてその他、ソフィテル・アンコール・ポキットラー ゴルフ&スパリゾート、ラッフルズ・グランド・ホテル・ダンコール、クリスタルアンコールレストラン、アンコール・ヴィレッジ・アプサラシアターなどもガイドブックなどでよく取り上げられています。