「死ぬまでに一度は訪れたい世界遺産」アンコールワット。
この遺跡を目的にシェムリアップを訪れる人がほとんどだと思います。
この記事では、そんなアンコールワットについて、「そもそもアンコールワットってなに?」というお話から、遺跡に行く時に「事前に知っておきたい注意点とマナー」、それから「持ち物、適した服装」などについてお伝えしたいと思います!
そもそもアンコールワットとは?
アンコールワットが世界文化遺産だという事を知っている人は多いと思いますが、実はそもそもどういう建物なのか?というのはハッキリと知られていません。
アンコールワットは12世紀初頭にスーリヤヴァルマン2世によって創建された巨大伽羅。
約35年の年月とのべ6万人の手によって作られました。当時は「王様の権力の象徴」または「神々と交信する儀式の場」としての役割がありましたが、王都がプノンペンにうつった後しばらく忘れ去られていた…という歴史を持ちます。
ちなみに、「アンコールワット」と呼ばれるようになったのは、15世紀以降、仏教寺院として機能するようになってから。
アンコールワット観光での注意点、マナーとは
遺跡は信仰の場です。振る舞いに気を付けて
まず、基本として知っておかなければいけないのは、「遺跡は信仰の場である」ということ。
アンコールワットに限らず、そのほかのアンコール遺跡においても気を付けておきましょう。
まず、短パン、キャミソールなど、極端に露出度の高い服装は避けた方が無難です。
またお堂に上がるときは帽子や靴を脱ぐ、祭られた像の直前を横切らない、大声で騒がない、などのマナーも覚えておきましょう。
僧侶にも敬意を!
女性は僧侶に触れたり、直接ものを渡すことも禁じられています。
さらに、「人の頭=神聖なもの」という考え方も覚えておいた方が良いです。カワイイからといって地元の子供の頭をなでるのはNG。侮辱したことになってしまいます。(全く平気だけど…という人もいますが、やめておいた方が無難ですよね)
事故に注意
アンコールワットは観光地になってはいますが、そのままの姿を維持するため、例えば日本の観光地のように道や階段が整備されているわけではありません。
特に「自然に頭が下がるように」という理由で、ずいぶんと急に設計されている、第三回廊への階段は要注意!
実際、年に数件、遺跡からの転落事故が起きています。
ヒールのある靴は厳禁!歩きやすい靴で。
また、スカートを履いていると、そもそも入場を断られる場合があるので、避けましょう。(毎回、階段の下で揉めている観光客を見ます。)
「仏教の日」に注意
1か月に4~5回ある「仏教の日」。この日程は要チェックです。
この日は、アンコールワットの第三回廊がクローズしてしまいます!
アンコールワット観光 おすすめの持ち物と準備
遺跡入場券(アンコールチケット)
アンコールワット、そしてそのほかの遺跡(アンコールトムやタプロームなど)に入るためには、遺跡入場券が必要です。
ツアーに組み込まれている方、現地ツアーを利用する方ならばガイドさんの案内がありますが、個人で観光する方はご注意を。これは必ず準備していきましょう。
このチケットを購入できるチケットセンターは、2017年に新しく大きなモノが出来ており、以前と場所も違いますのでご注意を。黄色いバルーンの場所にあります。
新しいチケット売り場はStreet60アプサラ像↓の近くで、
↓とても大きな建物なのですぐわかるはず。
グーグルマップで開く
*上記写真は旧チケットセンターです。
1dayパスは20ドル。
【2017年追記】なななんと、倍近くに値上がりしていました!
金額はその都度、ご自身で確かめてくださいませ~~。にしてもビックリ【追記終わり】
何日にもわたって遺跡観光したい人は、日数が長いものを購入しましょう。
遺跡入場券は、アンコールワットだけではなく、ほとんどのアンコール遺跡(アンコールトムやタプローム遺跡など)と共通です。
遺跡に入る前にある↓このようなチェックポイントにて提示して入場します。
日よけ対策グッズ
一年中、日本の夏のような気候のカンボジア。しかし、遺跡には、日陰がない場所が多いです。
帽子や首を守るストール、サングラス、UVカットできるカーディガンなど、日よけできるもの&服装で観光しましょう。
また、こまめな水分補給もマスト!
宿泊ホテルの冷蔵庫や、町中で手に入れておくのがオススメです。
もちろん、遺跡の周りに売店など↓がありますが、遺跡自体広いため、現地で調達するのはやや面倒かな?ということで。
旅ライターKのおすすめ
と、いろいろなんだかんだお伝えしたのですが、個人的に一番おすすめなのは、現地のオプションツアーを利用すること。
アンコールワットならばある程度安全ですが、例えば、郊外の遺跡などは、地雷に注意する必要があったり…と不安要素もたくさん。
また、サンライズ、サンセットなどのタイミングや、ベストポジションなどは、やはりプロの手を借りたいですよね!
どうぞ、快適な遺跡観光を♡
続きは「ガイドブックに載っていないアンコールワットの見どころをご紹介します」の記事でどうぞ。