タイ料理よりも辛くなく、マレーシア料理ほど甘すぎず…意外と日本人の口に合うカンボジア料理(クメール料理)。
私も、初・訪カンボジアから、すっかり大好きになってしまったため、そんなクメール料理のおいしさの秘密=「よく使われる調味料、食材」ってどんなモノなのかしら~?と気になりました。
…という事でこのページでは、そんなクメール料理定番の調味料etcについてご紹介したいと思います。
知っておくコトでクメール料理をより深く楽しむことが出来ますよ。
プラホック
まずご紹介するのが、魚を発酵熟成させて作る「プラホック」。
日本でいう味噌や醤油ような位置づけの調味料です。
かなりクセがあるのですが、これがクメール料理のカギ。
そのものは、なかなか食べづらいのですが、ディップのようにして生野菜をいただく「プラホックティス」、スパイスを入れバナナの葉に包んで食材を蒸す「プラホックアン」、豚ひき肉の炒め物「プラホックリン」、そのプラホックリンにココナッツを入れた「プラホッククティ」や、そのほか、お料理の味付けとして使う場合は、なかなかイケます!
その他、エビを使ったカピや、魚醤(トゥックトレイ)も使われます。
胡椒
カンボジアといえば胡椒!
実は、カンボジアの胡椒は世界一美味しいと評されることもあるくらいにレベルの高いもの。
一度、激しい内戦によって栽培地や作り手が途絶えかけたのですが、日本人である倉田浩伸さんによって復活し、今に至る…という経緯があります。
魚醤とライム、ミントなどを使ったドレッシングのようなソースは、サラダやお肉などに使われてます。
現地で楽しむのはもちろんのこと、胡椒自体をお土産として持ち帰るのも超・オススメです。
その際は、「カンポットペッパー」「クラタペッパー」などの表記があるモノを買いましょう。
ミントなどのハーブ
サラダなどによく入っているミント。その他ハーブ多数。
ローゼル、のこぎりパクチー、パンダン…
生春巻きに入っていたり。
日本で買おうとすると、ミントなんかは結構お高いので、スーパーマーケットで乾燥したモノを買って帰ってもいいかもしれませんね。
そして、こぶみかん(カファライム)の葉。
バイマックルとも呼ばれます。
これが入る事で一気にエスニック感が出る!
カンボジアでよく見かけた揚げピーナツ?にも入っていました。
柑橘はライムが良く使われます。
生姜(しょうが)類
ポンツクショウガ、ガランガル、ウコンなどもよく使われます。
ガランガルはマヨネーズのような、爽やかな香りがします。(個人的意見・笑)
ポンツクショウガはタイ料理などにも入ってますよね。
ウコン(ターメリック)は鮮やかなオレンジ色が特徴。
ハーブ類と共に、食べるだけでなく、例えば入浴剤やスクラブ材として等も使われます。
ココナッツ
また、カンボジアの人は甘党で、ココナッツミルクをたくさん使います。
クメールカレーはもちろんのこと、デザートにも入っているので、カフェなどで出会うこともあろうかと。
ココナッツミルクを嫌いな日本女子は少ないと思うので、このあたりも、クメール料理がジワジワ注目されているポイントかもしれません。
日本に持って帰るなら
プラホックや生のハーブなどを持って帰るのは不可能ですが、料理の素…というか、瓶や袋に入ったシーズニング商品↓は、スーパーマーケットなどで売られています。
空港のショップでも見かけました。
↑こんな風に、ブラックペッパーやレモングラスといった単体のスパイスだけでなく、アモックやロックラックなど、クメール料理名が付けられ、複数スパイスが配合されたモノもありますよ!